2023年度Gマーク申請
先日、全日本トラック協会のホームページより、申請案内が公開されました。
2023年度は大きな変更がありました。
- Web申請へ変更
- 「更新D方式」の廃止
- 巡回指導の配点を一部変更
- 「安全性に対する取組の積極性」の項目が増え、選択制に
※新規、更新A・C方式の申請は、Web申請に加えて、「安全性に対する取組の積極性」の資料の提出が必要です!
Web申請期間 2023年7月1日(土)~7月14日(金)
窓口受付期間 2023年7月3日(月)~7月14日(金)
郵送提出期限 2023年7月12日(水)必着
Gマーク申請は、評価項目や必要書類が多いため、面倒に思われる事業者様もいらっしゃると思いますが、「安全性優良事業所」(Gマーク事業所)に認定されることによってインセンティブの付与があるなど、メリットも多くあります。
以下、全日本トラック協会ホームページ記載のインセンティブをご紹介します。
<国土交通省>
・違反点数の消去
通常、3年となっている違反点数の付与期間について、違反点数付与後2年間違反点数の付与がない場合、当該違反点数が消去されます。
・IT点呼の導入
対面点呼に代えて、国土交通大臣が定める設置型又は携帯型のカメラを有する機器による営業所間等での点呼が可能となります。
・点呼の優遇
2地点間を定時で運行する形態の場合の他営業所における点呼、同一敷地内に所在するグループ企業間における点呼が承認されます。
・補助条件の緩和
CNGトラック等に対する補助について、新車のみの導入に係る最低台数要件が1台に緩和(通常3台)されます。
・安全性優良事業所表彰
安全性優良事業所のうち、連続して10年以上取得しているなど、さらに一定の高いレベルにある事業所が表彰されます。
・基準緩和自動車の有効期間の延長
基準緩和自動車が適切に運行されている場合、継続緩和の申請について、緩和の期限が無期限に延長(通常4年間)されます。
・特殊車両通行許可の有効期間の延長
特殊車両の通行許可について、一定の要件を満たす優良事業所の車両の場合、許可の有効期間が最長4年間まで延長(通常最長2年間)されます。
<全日本トラック協会>
・助成の優遇
都道府県トラック協会の会員事業者に対する助成事業について、予算の範囲内で次の優遇措置が受けられます。
①ドライバー等安全教育訓練促進助成制度
特別研修への受講料助成金の増額 (通常7割→全額助成)
②安全装置等導入促進助成事業
IT機器を活用した遠隔地で行う点呼に使用する携帯型アルコール検知器への1台につき、2分の1、上限2万円の助成
③経営診断受診促進助成事業
・経営診断助成金の増額(通常8万円→10万円)
・経営改善相談助成金の増額(通常2万円→3万円)
④自動点呼機器導入促進助成事業
・導入台数上限の緩和(通常1事業者1台→1事業者2台)
・助成額上限の増額(通常1台あたり上限10万円→2台分で上限20万円)
<損保会社>
・保険料の割引
損害保険会社及び交通共済の一部では、運送保険等において独自の保険料割引を適用しています。
・あいおいニッセイ同和損保
・損害保険ジャパン
・神奈川県自動車交通共済協同組合
・四国交通共済協同組合
・日本貨物運送協同組合連合会 「日貨協連 新貨物補償制度」
Gマーク申請にチャレンジしてみたいという事業者様は、ぜひ一度ご相談ください。