運行管理者
運行管理者は、運行の安全を確保するため、以下のような業務を行います。
- 運転者の常務割の作成
- 休憩・睡眠施設の保守管理
- 運転者の指導監督
- 点呼による運転者の疲労・睡眠・健康状態等の把握や安全運行の指示等
運行管理者になるには
運行管理者試験に合格するか、実務経験が必要です。
運行管理者試験
試験は、3月と8月の年2回行われます。
受験するには、以下のいずれかの受験資格が必要になります。
- 運行管理に関し1年以上の実務経験を有する者
- 自動車事故対策機構などが行う3日間の基礎講習を受講した者
実務経験
5年以上の実務経験、かつ、その間に5回以上の自動車事故対策機構等の講習を受講することが必要です。
- 貨物事業者での運行管理に関し、5年以上の実務経験があること
- 自動車事故対策機構等の基礎講習及び一般講習を5回以上受講すること
(1年に1回しかカウントされません=5年以上)
運行管理者の人数
運行管理者は営業所に必ず1名以上必要です。必要人数は車両台数によって変わります。
- ~29台 1人
- 30~59台 2人
- 60~89台 3人
運行管理者補助者
選任の義務はありませんが、点呼の3分の2を取ることができます。
運行管理者が不在の日があった場合を考えると、選任しておくと良いのではないかと思います。
運行管理者補助者になるには、運行管理者資格を有するか、運行管理者の基礎講習(3日間)を受講する必要があります。